歴史と信仰の街・長崎

お盆休み中に、家族で長崎の伊王島というところへ行ってきました。
たまたま知った  i + Land nagasaki というリゾートに宿泊したので、スピリチュアル的なこととは全く関係なかったはずが、長崎という土地柄なのか、いろいろと感じるところがありました。

意識していませんでしたが、初日の8月9日は長崎原爆の日でした。長崎空港に到着したのがちょうど黙祷の時間で館内放送がかかったため、犠牲者の冥福と平和のために祈りを捧げました。
ふだん生活していると忘れがちですが、日本が、戦争という愚かな選択を二度としないように、戦争を知らない世代の私たちも思いを向けることが大切だと感じました。

長崎空港の空にもクロスが。そして不思議な表情を見せてくれました。

1日目は、目的の海水浴を楽しみましたが、長男が「もう海はいい」と言うもので、2日目は夫と次男は海へ、私と長男は島内観光へと別れることになりました。ちょうど私は紫外線アレルギーで海はきついな~と思っていたので助かりました(^^;

伊王島の展望台からは、軍艦島が望めます。といっても、肉眼ではよくわかりませんが、望遠鏡で軍艦島の建物が見えました。
時間がなかったため、軍艦島の上陸クルーズには参加できなかったのが残念ですが、 思いがけず 軍艦島の姿を目にすることができ、戦争という負の歴史を感じることができました。

長崎といえば、 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録されましたよね。伊王島にも立派な教会がありました。「聖ミカエル馬込天主堂」というそうです。教会の中には入れませんが、入り口から見ることはできました。弾圧や戦争を乗り越えて長い間守り続けてきた、「信仰」の強いエネルギーを感じました。
日本の神社は観光や私利私欲を願いに来る人が多いためか、「信仰」という感じが薄かったのですが、この教会は、日常的に多くの人が祈りを捧げている、生きている場なのだということが伝わってきて圧倒されました。

海を見守るように大きなイエス像が立っています。日本じゃないみたいです。スピリチュアルの真理は宗教を超越して存在すると私は考えていますが、これだけキリスト教が異教徒の地でも受け入れられるのを見ると、イエスは偉大なスピリチュアリストだったのだろうなとあらためて感じました。

伊王島の夕焼けは美しすぎでした。海と信仰と戦争の歴史が息づく長崎は、とても不思議な感覚になる場所でした。またゆっくり訪れたいと思います。

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