華厳宗大本山・東大寺

だいぶ時間が経ってしまいましたが・・・
2020年末に「大人の修学旅行」と題して奈良を一人旅した時のことを、ようやく書きます(笑)
昨年は、いくつかの仏教寺院をめぐり、ブッダの教えや大乗仏教の各宗派についても勉強した一年でした。

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東大寺は中学校の時の修学旅行でしか行ったことがなく、何十年かぶりに行きました(笑)
どうしても行きたかったのはなぜかというと、「華厳宗」の宇宙的な世界観が、私が使っているボイジャータロットとすごくシンクロしている!と感じたからです。
※華厳宗を伝えているのは、今は東大寺だけのようです。

華厳宗大本山東大寺公式ホームページ

東大寺といえば「奈良の大仏」
正式には「毘盧遮那仏(ヴァイローチャナ仏)」というそうです。太陽のように遍く照らす光明の神格化を現しており(密教では大日如来となっています)、悟り(宇宙の真理)を体得したお釈迦様の姿でもあります。

華厳宗では、【お釈迦様が存在する時間と空間】が【今自分たちがいる時空と同時に存在している】というパラレルワールドの存在を説いています。「一即多・多即一」つまり、一つの中に無限の宇宙(全て)があり、無限の宇宙(全て)は一つの中にあると表現されています。奈良の大仏は宇宙の真理の象徴なのです。
これらの考え方は、完全にボイジャータロットの「Time-Space:時間−空間」そして「Universe:宇宙」というカードとシンクロしています。

「Universe:宇宙」のカードには象徴としてミケランジェロの像、そして四大元素(風火水土:この世をつくる全ての要素)が描かれており、「宇宙は自分自身であり、自分の中に宇宙がある」という意味があります。
ボイジャータロットは、作者のジェームス博士が仏教から大きな影響を受けているとおっしゃっていました。
仏教について知ると、本当に驚くほど共通点があって、日本人との親和性が高いカードだなとあらためて感じます。

他にも華厳経の教えの中には、ボイジャータロットだけでなくスピリチュアル業界?でも良く言われていることがありまして、それは【存在するもの全ては心のあらわれである】【全ては繋がっている】という考え方です。
自分が今見ている現実は自分自身が創り上げたものであり、人間はもちろん、人間以外の生き物や植物、鉱物に至るまで、全てが相関関係を持ってこの地球に存在しています。ですから、自分の人生で出会う人、物、出来事は全て「自分の心」とのシンクロによって引き寄せられていて、それがいわゆる「引き寄せの法則」です。

華厳経は、現代で言われている「スピリチュアル」「宇宙の法則」にとても近い教えだなと私は考えています。
1000年以上前に、こうした世界観がすでに構築されていたわけです。当時の開祖がチャネラーだったのかどうか定かではありませんが、今スピリチュアリスト達が伝えていることも、本質的には昔からほとんど変わっていないということですね。

東大寺南大門と言えば運慶の仁王像です。巨大な像がライトアップされて陰影が浮かび上がるとものすごい迫力でした。これは強い。
大人の修学旅行の東大寺とても勉強になりました(^^)

【参考図書】
華厳強入門(木村清孝/角川ソフィア文庫)

  

奈良公園は本当に鹿がたくさんいました(笑)

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